6日夜、シリアへ出かける。飛行場で出入国ビザがシングルであることがわかり、飛行機に乗れない。1年前からマルチで出入国していたので、5月にとったのもマルチだと思いこんでいたが、5月のクウェート行きで使ってしまっていたのだ。シングルしかとれないという会社も多く、いいですねといわれていたくらいなのだが、確認しないのが悪かった。どうしようもなく、家に帰り、シリアに「行けません」と電話する。怒らせてしまった。

12日(木)、マダインサレへの日本人会の旅行。4時に起きてカン太の散歩をし、5時50分飛行場へ。カン太は一日だけなので、メイドに散歩を頼み、病院行きはなし。7時45分メディナへ出発。メディナでバスに乗り換え9時スタート、12時に昼食、1時に再び出発。2時半、バスが故障でストップ。バスの運転手は電話で故障部品を持ってくるように手配をしている。救援がくるまで待つしかない。30人余の日本人たちは砂漠の中のエンコにもかかわらず悠然としている。人数が多いので恐怖がないのだ。「日本人30人が遭難しましたという記事が出て・・・」などと軽口をたたいている。ベドウィンの車が通り、どうしたと聞いてくれるが、助けの必要はないとわかって行ってしまう。砂漠で立ち往生したらおしまいだという固定観念があるが、それはお互い様なので、通りがかった車が助けてくれる文化があるのだ。子どもたちがカメレオンがいると騒いでいる。サウジ滞在25年のベテラン日本人が、砂漠の景色を見ながら「美しい」という。この人はサウジ同好会というのを組織していて、日本人会の旅行の中心人物だが、ナイーブな人だ、年上なのに失礼ですが。アラブニュースというサウジの英字新聞にインタビューが掲載されたこともあり、そのなかでコンパウンドに住むのはよくない、市内に住むべきだとか、カプサとかホブスというアラブ料理が好きだと完全にサウジに溶け込んでいる人だ。すぐ近くに小山があり、登ってみる。戻ったらこんどは10人ほどが登り始めた。子どもたちはトランプに興じ、歓声があがる。「盛り上がってるね」と大人たち。ようやく部品が到着し、夜7時スタート。あかるい内に着く予定が9時着。一斉にテントを張る。サソリがいる。同行しているアメリカ人が「殺さないと」と言っている。10時に夕食、12時就寝。 テントは窮屈なので外でエアマットを敷いて寝る。

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