7月2日、日本の旅行代理店からバルビゾンの動物病院の情報をもらう。
3日、姉から、動物病院へ行くには「警察に行って病院を教えてもらう」とファックスが入る。
10日(木)、フランス政府観光局へ質問状を書き、姉に代わりに聞いてくれるようファクスする。午後マハマルセンターへ出かける。ディオールの時計を買う。となりでベドウィンのおっさんが「保証期間の1年が過ぎたから新品と交換しろ」と店員に詰め寄っている。店員は困った様子で、しかしこのおっさんの言い分も保証期間というのをこういう風に誤解するのは一理あるなと思う。
11日(金)、今度はコリーのフランス人に同じことを聞く。いろいろ言っていたが、要はどうなろうと、「ノー!」と突っぱねれば大丈夫だというアドバイス。
12日、姉からフランス政府観光局へ行って直接聞いてきたとファクスが入っていた。出生国が日本の場合、日本で生まれたことを示す日本語の証明書をアラビア語に翻訳し、法定翻訳の認可を受け、出入国時携帯する。但し観光局の人の言によれば、すでに6ヶ月以上サウジで暮らしているので、サウジとフランスは地続きなので大陸内の移動と考えれば、サウジへの入国もフランスへ入国するのと同じ扱いをするはずだとのこと。しかしこれは、「出生国の当局の証明書をサウジ大使館が保証したものが必要」と紙に書いてあることへの答にはなっていない。確信はまだ持てないまま、クウェートへ出かける。
13日、真夏だというのにホテルはエアコンが効きすぎで寒く、喉がおかしくなる。
14日、喉は風邪に悪化する。じゅうたんとドアの隙間をタオルでふさぎ、じゅうたんに水を撒いて寝る。
15日、メンソレータムがないので、ワセリンを買い、胸に塗る。窓をあけようとしたがあかない。ルームサービスに電話してロックを外してもらい、窓をあけて寝る。
16日、ジェッダに降り立つとまるで吸入器のようだ。助かった。
17日、出入国ビザ申請依頼のレターを書く。