リヨン駅に着いてレンタカー探し。バジェットへ行くが予約無しでだめ、エイヴィスも同様だが、1週間というと貸してくれた。車はフォルクスワーゲンのゴルフ。バックギアが1速の左側に書いてあるがギアが入らない。真っ直ぐ入れれば1速だろうと2時頃出発。どうもエンストしやすいが、そのまま高速に入って最初の休憩所で停止。フランス人と結婚した日本人の奥さんが犬を連れていて、話をする。バックギアに入らないのですがというと、レバーを下に押して入れるのだという。やってみるとその通り。エンストしやすかったのも3速スタートしていたためだ。カン太の二回りも大きいかという黒い犬がいて、妻がかわいがる。しかし手入れが悪くて毛玉だらけだ。妻は来年の夏休みにやっぱりカン太を連れてくるという。再出発。順調に走る。去年見たモンブランがまた見えてくる。つぼがビデオを撮るが、車が揺れてうまく撮れない。「貸して」と運転しながら撮影。5時頃シャモニー着。チェックインし、リコンファームを片付け、荷物を整理していざ夕飯。去年ステーキを食べた店に入っていくと、「中で食べる奴があるか」という感じで「外外!」といわれる。テーブルに着き、赤ワインを注文し、チーズフォンデュを食べる。からっとした20度の気温と、夕日に映えるアルプスを見ながらの食事は、生涯最良のものというべきものだ。

8月10日、朝食をとり、氷河鉄道に乗って氷の洞窟に出かける。箱根登山鉄道と雰囲気は似ている。目の前にグランドジョラスが見えてくる。あっさり終着駅に着いて氷の洞窟までだらだら降りて行く。遠く氷河の上を歩いている人が数人いるが、氷河上の落石と区別がつけにくい。駅から氷の洞窟までロープウェイが降りている。洞窟に入る。すごいね。一番奥まで行くと、これもカン太より二回り大きい犬が控えていて、観光客がとなりに座って写真を撮る商売をしている。ビデオを撮るとおじさんにだめだと言われる。

外に出ると犬がいっぱいリード無しで遊んでいる。5ヶ月くらいのゴールデンが道を横切る雪解け水の中に入って遊んでいる。もう一匹、小さい犬も遊んでいる。「カン太はやらないね」と妻がいう。「いや〜、やるよ」と私が答える。ゴールデンの飼い主は浅黒い、しなやか美人。しばしゴールデンをかわいがる。カン太を連れて来たかったなあと改めてイカマ制度をうらむ。

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