15分程で隣りの村に入って修理工場へ。車を降ろし、ディーゼルをエンジン側から吸い出す。1時間近くかかって終了。工場の親父さんが運転をして近所をテストドライブ、OK。チップをはずんで800フラン渡し、サンキューサンキュー、助かった。
3時再スタート、バルビゾンまでまだ500kmもある。すぐに眠くなって昼寝、あとはひた走る。早く300kmになれ、早く200kmになれ、強引に車線に割り込んでくる奴がいる。フランス人にもこんなのがいるんだ。あと150km位のところで一旦休憩。ムランで高速をおり、駅へ行く。切符売り場の女の子にバルビゾンへの道を聞くが、英語が全然だめ、タクシーで行けという。タクシーの運ちゃんに聞く。フランス語でいろいろいってくれるので、適当に雰囲気を聞く。じゃあ行ってみよう。10km走るがバルビゾンにはならず、フォンテンブローになってしまう。4つ角で立ち往生してるとフランス人が助けに来てくれるがバルビゾンを知らない。もう7時で心細くなってくる。女の人の二人連れが歩いて来たので聞くと、すぐそこだというので、その方角に行ってみるがわからず、元に戻る。白髪のおばあさんがいたので聞く。説明はフランス語でわからないが、その辺にありそうということはわかる。おばあさんはフランス語が終わると、「わかった?」と英語でいう。わかったといって出発、ガソリンスタンドが見えてきたので、またあそこで聞こうとラウンドアバウトを廻ると右手にバルビゾンの標識が見えた。やった!と右折。まっすぐどんどん進む。それにしても木が鬱蒼としてものすごいところだ。まもなくミレーの晩鐘のとおりの景色になってバルビゾンだ。センタービレッジに入りそこない一周余計にまわってホテルに着く。9時。中庭を抜けていくと宿泊客はすでに夕食たけなわである。チェックインしとにかく食べる。ワインがおいしい。夕食を終わって道を調べに出かける。ムラン近くでガソリンを入れ、ホテルに戻る。2時就寝。