食事を終え、ビール、ジュースを買いに車で出かけるが見つからない。このあたりの位置関係を頭に入れておこうとムラン駅周辺をうろうろし、セーヌ川にぶつかる。パリの上流だ。ガソリンを入れ、ムラン駅からバルビゾンへ向かうが、やはりフォンテンブローになってしまいバルビゾンに帰れない。このあたり、富士の裾野のような細いまっすぐな道が続きスピードが出るが、ゴルフと腕の悪さでカーブを100km/hでは曲がれず、90km/hで走っていると、トラックがクラクションを鳴らしながらものすごいスピードで抜いていく。結局、新しい道はわからず、初日と同じ道でホテルに帰ったが自信喪失、もうジェッダに帰りたいと弱気の一日となる。

8月13日、もう8時だと妻が起こす。朝食は2階の部屋からすぐのテラス。素朴なホテルで、結構湿度が高く、蚊もいる。日本を思い出す。紅茶二つ、ココア一つと注文する。フランス語でドゥテ、アンショコラという。さて、このままでは旅行が失敗に終わると意を決してディズニーランドへ出かける。地方道?N36がみつからない。料金所で道を聞き、フランシリエンヌという、広くはないが大環状線のような道に出、ディズニーランドへの高速に乗ったが逆方向で、Uターン、12時やっとディズニーランドに着く。汽車は1時間も待つ。つぼをゴーカートで遊ばせ、一人でレストランに入るが、ビールもなくやめ。船に乗り、ジェットコースターに乗る。不自然な横Gがかかる不愉快な乗り物だ。フランスでディズニーランドになどくることはないね。6時半に外に出て、パリに買い物に行こうと思ったが、ちょっと時間が足りない、あしただと帰路につく。高速に乗ってすぐ、また道を間違えていることに気がつく。また料金所で英語対フランス語の会話。UターンしたらN36が出てきた。後は楽勝、ムランに来て駅方向に左折、おっと進入禁止だ、あわてて戻ると後続の一台がすれすれで抜いて行き、次の一台が急ブレーキ。運転のお兄さんがかんかんにおこっている。ギリシャ悲劇のパントマイムみたいなジェスチャーで、感情の表現が豊か。そういえばサウジで出会う人々も自己表現が上手というべきで、あれを大げさととってはいけないのだなあ。

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