A10という高速に乗るためラデファンスへ向かう。ラデファンスでA10方面がわからず、新宿の高層ビルみたいなところをぐるぐるまわる。ガソリンスタンドで道を聞く。セーヌ川沿いに行ったほうがいいといわれ南下、またスーパーで聞く。サンクロードと言うところで結構急な坂になり、坂道発進失敗3回、入り口は見つからず、ヴェルサイユから行くのもわかりやすいかとヴェルサイユへ。標識にルーアンと出てくる。あ〜名前は知ってるよ、ヨーロッパのことはサウジと違いよく知ってるよな、しかし位置関係がわからないので役にたたず、サンジェルマンアンレーからブーローニュ経由またサンクロードに戻ってしまった。またスーパーに入ってフランス語の説明を聞いていると、ハイティーン位の女の子が英語で助けてくれる。今からヴェルサイユ経由ナントへ帰るのだという。シャルトルに行きたいのだがというとヴェルサイユ経由がいいという。(それはさっきやって失敗したので)A10を通って行きたいというと連れてってあげるという。うちの車は遅いのであまり早く走らないでくれというと、わたしたちの車も「スモールカー」だという。その声が耳に焼き付く。ボーイフレンドの運転するルノーについて行き、A10への入り口でちょうど信号が変わり、彼女たちの車は先に行ってしまうが、両腕をあげてここだと入り口を指し示すとともにさよならをする。人との距離の取り方のさりげなさに感じ入る。N118は混雑、A10経由A11を順調に運転し、大聖堂が見えてくる。聖堂のふもとに車を停め、坂を上がって大聖堂に着くがもう7時で中には入れない。大きな教会で、ビデオに入りきらない。あしたまた来ようと帰路につく。フランシリエンヌに入る。広くはないが、田舎の大環状線という感じですばらしい。A6に入って休憩所でおしっこ。犬を連れたフランス人が二人いる。我々を日本人とみて、「広島長崎ボン」という。フォンテンブローに着き、とある中華料理屋に入る。スープがおいしい。ジェッダとは違ってフランス人の舌が味を育てるのだろう。食事を終わってバルビゾンへの真っ暗な道を走る。右側に何かが動いている。猪の子どもだ。数えると11頭もいる。なんで鹿とかじゃなくて猪が出てくるんだと妻がいうが、そんなことはない、パリから60kmのところに猪がいる、これがフランスだ。11時ホテルに到着。ボーイさんが仕事を終えてちょうど帰るところだ。