翌16日は出張者とお客回り。夕方、お祈りが響く夕景色を見ながら、「異国の夕暮れ、いいもんでしょう」と話す。出張者は、外国で印象に残るのはいつも夕暮れだと言う。晩めしはまたコリアナへタクシーで行く。
翌17日、出張者はリヤドへ移動し、単独で仕事。晩めしは一人でまたコリアナ。これしか食べるところがない。
翌18日(木)朝、ホテルから本社に電話。先週つぼはおとなりさんにピアノの先生のところに連れていってもらってピアノを弾き、みなに「これだけ弾けるのだから弾きたいと思ってるよ」といわれた。1月に船便が日本を出るとき、運送屋に「こんなに少ない荷物は見たことがない」といわれたそうだが、引っ越しはできるだけ簡単に、どうせ仮住まいだと物を持ってこなかったのがさっそく裏目に出たので、追加で荷物は送れるかを聞いたもの。送れる容積はまだ充分にありますという返事で送ることにする。11時の飛行機でジェッダに戻る。オフィスに戻り、車を取りにショールームへ行く。ショールームは木曜午後もやっていて、助かった。休みだったらまた不自由な休みになるところだ。セールスは、なぜすぐに取りに来ないのだという。出張してたんだよ、さんざん待たしといて何をいうかと言いたいところだが、口にはしなかったし、出来ない。書類を渡されて、メディナロードのストックヤードに取りに行く。これが何、これが何と説明を受けて説明書等を渡され、いよいよ運転だ。道はわかっている。恐る恐る、一刻も早くアラビアンホームズに着きたい。画期的な日だと思いつつ無事コンパウンドに着く。
3月に日本人会からなにか役員をやってくださいといわれ、学校運営委員会の委員を引き受けていたが、その発足会のような集まりが夜、会長宅である。会長は我が商社の所長である。 総務係の人が「女の子が大きな犬をつれていた」とびっくりした様子で話す。「それ、うちの女房です」と答える。手作りのワインがふるまわれる。いや〜、ちゃんと酔っぱらうねとみな大喜び、夜遅くまでのカラオケとなる。