知っている店にかたっぱしから行くのが日課になる。ジェッダの道のうち、メディナロードを横切る大きな道は北からヘラストリート、サリーストリート、プリンスアブドゥラストリートで、4本目はアルアミールモハメッドビンアブドゥルアジズストリートと標識に書いてあるが、みなはタハリアストリートと言っている。通称なのだろう。 スルタンストリートとメディナロードの中間付近のタハリアストリートを南側に入った小さな道にセイフェストウェイというアメリカ名のスーパーがあって、そこに行って牛肉を買う。
夜、サワリーの2階で文房具を売っているので、つぼの鉛筆削りを買いに行く。これだというのが無くて不自由だなあと圧力がかかる。
28日(日)、セイフェストウェイの近くの「レッドシー(紅海)」というダイビングショップで潜水めがねとシュノーケルと靴を買い、かねて偵察をしておいたナキールビーチへ行く。紅海に突き出した桟橋の先で海に下りる。なおも遠浅を半分泳ぎながら中腰で進み、背の高さくらいになった所で、シュノーケルを付けて海の中をのぞくと魚がいる。その先が深くなっているのがわかるので更に進むと、ど〜んと絶壁になり、青い海に魚が群をなして泳いでいる。一瞬落ちると錯覚するが、水に浮いているのだ。紅海は世界で1、2を争うダイビングスポットといわれているがそのとおりだ、すごい!
おととい、ピアノの台は買わなかったのだが、やっぱり要るので夜ジャムジュンに行く。しかしハッジ休み中で開いていない。その足で以前から聞いていたムラブスタンの近くのカレー屋でカレーを食べる。店は暗くて、眼鏡をかけていなかったので、メニューを読むのが大変、店員に聞いて納得した風に食べる。帰りにヘラに寄る。そうじ機は交換してくれない。修理をするところがメディナロードのハイアットの前を紅海の方に行ったところのサウジアメリカンバンク(SAMBA)の向かい側にある、SAMBAを知らないのかとあきれた顔をされるが、運転始めたばかりで、知らねえよ。もう10時だ。うちは現地に溶け込んでるでしょうと運転しながら話す。つぼはおしっこで場所を探す。立ち小便の習慣はここにはなさそうなので、見つからないかとひやひやものだ。一方パパは下痢で家にかけ込む。