20日(月)、夕方クウェートに出掛ける。乗った飛行機はハッジ帰りの客でいっぱいでハッジバスか? クウェートに着いて、いつもの日本食屋に行くと、ノンアルコールビールが無いという。なに言ってんだよ、サウジだってノンアルコールはあるというのに。水を飲むしかない。

翌日、翌々日と仕事で町中を移動していると、女の人が車を運転しているのではっとする。それからラウンドアバウトの通行は左側が優先で、ラウンドアバウトに進入する車は右側なので、進入時には一時停止をするのがルールであるが、サウジでは早い者勝ちで一時停止などしない。しかしクウェートではそれを実にきちんと守っている。 最初にサウジを見たので、一時停止している右側の車を見てそのたびにびっくりする。

クウェートでもうひとついいのが、車のラジオから聞こえるディスクジョッキー。女の子が「フゥ〜〜〜ム!」などとアメリカ風に楽しそうにやっている。そのクウェートでノンアルコールビールがないとは。

23日(木)、午後の便でジェッダに帰る。ジェッダが近づいた時、となりの席の35才位の男が入国カードを書いてくれという。ふーん、字が書けないのかと思いつつ、いいよと書いてあげる。パスポートを見るとパキスタンのパスポートだ。イミグレーションは15分くらいであっさり通過する。

24日(金)、 休日全開。朝プール。カン太は臭くて、車も臭いが付いて、犬の嫌いなサウジでは、これでは帰るときに車が売れないので、風呂に入れる。蚤とり用のシャンプーを売っていて、使うときは手袋をしろと書いてあるが素手で洗ってしまう。蚤がいっぱい黒ごまのように洗い流されていく。これからは毎週お風呂だ。パソコンのマニュアルを読み、車のマニュアルを読み、日本で書いていた一日3、4行の日記のフォーマットをパソコンで作り、書き始める。夕方、カン太の散歩をする。セントラルパークでは、涼しくはないのだが皆夕涼みに出ている。「かんちゃんこっちだよ」と言って振り向くカン太を見て、60歳くらいの白人のおばあさんが「おや、この子は言葉がわかる」という。「ラブリー、ラブリー」とかわいがってくれる。

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