26日(金)朝、パリだ。両替をして、案内でホテルへの行き方を聞く。エアフランスのバスでシャルルドゴールエトワールへ行けばよい。バスを探し、お金を払って乗り込む。道中、煉瓦の建物が目について、緑が多いなという印象。
人が呼ぶ声がする。後ろを見ると、若い人2〜3人連れの一人があれを見ろとの身ぶり。エッフェル塔が見える。「お〜、エッフェル塔」と声に出す。お上りさんに親切にしてくれたのだろう。30分ほどでポルトマイヨールで降りてメリディアンにチェックイン。部屋に入る。狭い。ヨーロッパのホテルはしかたないか。荷物を片付けていざ出発。地図を思い浮かべながら、ここを左に曲がると凱旋門!と左に曲がると、お〜目の前に凱旋門がそびえている。凱旋門に向かって歩く。途中レストランに寄る。ハムをチーズで挟んだステーキがおいしい。しかし高い。凱旋門に近づく。ラウンドアバウトが広くて渡るのが大変だ。渡って門の下に立つ。想像していたよりはるかに大きい。そばにいたのではビデオになど入りきらない。少し離れてビデオに全体が入るようにした映像は小さくて平板だが、同じ位置で人間の目は全体を見渡せ、かつ大きさを認識できる。その大きさは事前に本や写真から想像していたものより必ず大きい。人間の視野というのは素晴らしい。足下から柱を見上げる。彫刻がいっぱい刻まれている。多くの当時の芸術家に仕事が発注されたのだろうと想像する。こういうのを作るんだという彫刻家の気持ちが想像できる。
中に入って屋上に登る。パリが見渡せる。凱旋門は12本の道が交差するラウンドアバウトだとわかる。西側には高層ビル群が立ち並んでいる。
らせん階段を下りて、シャンゼリゼを歩く。つぼがおしっこをする店を探す。ずっと歩いても歩ける距離だが、時間がかかるので、フランクリンルーズベルトから地下鉄に乗り、ルーブル美術館で下りる。切符を買うために並んでいると、アメリカ人の女の子が我々3人と一緒になって4人一緒に買ったら安くならないかと窓口で聞いている。ママよりうわ手だ。ノボテルに泊まっているという。そうか、ノボテルというのは学生さん向けの安宿なんだと思う。ルーブルというのはすごくて、つぼでも何かを感じるかなあと思っていたが、つぼは退屈、広場の噴水に足をぴちゃぴちゃして喜んでる。ママはがらん堂のジェッダの家の飾りが欲しくて、おみやげの印刷の絵を物色している。