レンタカー屋に行く。小さい車と言って借りる。1600ccの卵形の車FIATのBRAVAという車だ。出発。町中からA6に乗るところがポイントだが、勉強の成果で無事切り抜ける。あとは一路シャモニーへの道だ。ヨーロッパの道を運転している。子どもの頃からのヨーロッパへのあこがれの蓄積が今実現している。
母子はまたぐうぐう寝ている。猫に小判だねえ。それにしてもこの車はなんという車だ。160km/hで走ってハンドルがびくともしない。モンブランが見えかくれし始める。まもなくモンブランの看板が出てくる。猫にモンブランは相変わらず寝こんでいる。シャモニーに着く。ホテルに左折するところは通り過ぎて、このまま行くとチューリンという看板が出てきてモンブラントンネルだ。これを越えればイタリアだと思うとそのまま行ってみたい気がするが、ここまで来ただけで充分、引き返して地図を見ながらホテルにたどりつく。チェックインをする。フロントの人は接客の極みというべき感じの良さである。感じいいねといいながら部屋に入る。新しくなくて立派ではないが、充分に快適な部屋だ。レンタカーを返しに行くが、店はもう閉まっている。ごはんは外のレストランで食べる。いいレストラン。
30日(火)、始めは電車で帰るつもりでいたが、適当な時間の電車がないのでレンタカーで帰ることにする。レンタカー屋に続けて使うと電話する。こういう電話はかける前がちゃんとしゃべれるか心配だがなんとか通じた。エギーュドゥミディにロープウェイで登る。4000mの高さで、階段を駆け上がると酸欠でくらくらとする。気温は2℃。寒い。ガスっていて、モンブランは見えない。モンブランに登ってきた人がガイドと一緒に戻ってきて、展望台への梯子を登っている。喫茶店でココアを飲んで暖まる。ホテルに戻って昼寝。夜はまたステーキとワイン。