7日、マダムタッソー館へ。あまりにも人形が似ていて、着ている洋服も蝋細工なのだと思ったが、蝋は人形だけ。ハロッズへ行ってあちこち見ていると、子どもを一人にしてはだめだと店員にいわれる。やっぱり誘拐されるということを前提にした社会なのだ。レスタースクウェアに行く。大きなCD屋があって心おきなく物色。フルニエの無伴奏チェロソナタ、テバルディのボエーム、ドリスデイの3枚組等170ポンドも買ってしまった。ロンドンは東京と同じと聞いてきたがほんとうだ。レミゼラブルを見る。きのうよりずっといい。しかしつぼは寝てしまう。また11時。
8日、またハロッズに行ってパジャマ、靴下、紅茶など買う。生活買い出し旅行だ。ピザを食べて、帰り際の洋服屋で丈の長〜いコートを買って、ホテルをチェックアウト、地下鉄に向かう。切符売り場で大人二人子ども一人というと、「お前は子どもに見えんが」と切符売りがいう。つぼを見せると「あ〜わかった」という感じで、皮肉っぽい言い方と了解したときの素直さの落差が大きい。地下鉄はずっと立ちんぼ、飛行場に着いて、切符をリコンファームしていないことに気がつく。だめだったらどうしようと不安げにチェックイン、3人と言って切符をわたすと、「3人いないが・・」と切符売り。またつぼが小さくて見えなかったからだが、同じ言い方だ。発券されるまでの間緊張して待つ。妻は「ビジネスに変えてくれるならいいよ」とあくまで気楽。無事発券されて命拾い。やれやれ。待合いで待って搭乗。子ども連れを先に乗せるようアナウンスがある。粋だね。
9日、寝てしまって気がつくと朝のジェッダ。飛行場を6時半に出て家に帰ると、蚤が足にはい上がってくる。風呂に入ってカン太をひきとりに行く。つれてきてカン太を風呂に入れるが、風呂から出ると今度は蚤は一斉にカン太に取り付く。風呂に入れてもいたちごっこだ。
10日、妻は風邪をひく。きのう寒いロンドンから帰り、風呂に入ってからろくに寝ないでだらだらしていたためだ。