21日、カン太夜の散歩。セントラルパークに入っていくとアメリカ人の青年数人とラブラドールがいる。どちらの犬も大人だから大丈夫と両者近づく。始めのうち、双方お尻のにおいを嗅ぎあっていたが、そのうちにラブラドールが調子に乗ってカン太のお尻に乗りかかってきた。するとカン太は「う〜〜〜〜! わんわんわん! がぉ〜!」と喧嘩を始めた。両者前足を上げて相手に噛みつこうと取っ組み合う。もうやめだと二人を引き離したが、生まれてこの方、鳩が平和の象徴であるようにカン太も平和の象徴だと思ってきたが、君もおこるんだねえ! しかし彼等の喧嘩はどこか余裕がある、本気で噛みつこうとはしていないようだ。
22日、ロンドンで買ったドリスデイを聞く。大変いいのだが、一番聞きたかったケセラセラは入っていない。
23日(木)、3時から45分間テニスをし、4時からのサッカーに出かけようとするが、つぼが家にいない。公園にいるというので車でぐるっとまわったが見つからず、すれちがいで家に戻っていた。4時過ぎ出発。面倒見切れない。
夕方、おとなりさんは2月に帰国するので、お披露目のパーティーが目の前のプールサイドである。ケータリングはシェラトンからで豪華。西洋人の招待客が16人もいる。大変なものだ。
24日(金)、カン太を風呂にいれるが蚤がひどい。じゅうたんを消毒することにする。夜、昨年のカラオケ大会で意気投合した若い人たちがバンドを結成し、ラマダンコンサートと銘打って、セントラルパークで開催。若奥さんたちの踊りと、外人さんの参加で盛り上がる。真冬の真っ最中で、気温は18度、Tシャツ一枚では寒い。
26日、じゅうたんを消毒し、ステナちゃんの飼い主に教えてもらった蚤退治のスプレーをかける。この薬は小さな犬だと気絶するほど強い薬だそうだ。
27日未明、カン太は階段の踊り場に下痢をする。じゅうたんの薬のせいか、スプレーのせいか、どちらかはわからないが、蚤はいなくなった。夜また下痢。
妻は3年いて別荘を建てると言い出す。つぼに3年いてもいいかと聞くと何年でもいいよと答える。1年後の3月には先生が4人帰国し、それに伴って生徒が7人も減ってしまうので、その時にはみなを日本に帰すつもりでいた。2年の滞在ということになるが、これでは今年の夏休みが最後の旅行ということになり、物足りない。どうせまたいうことも変わるだろうし、今年いっぱいで決めればいいと考える。
28日、カン太、下痢はやっと直る。