さて、ラクダレースがタイフであるという話が伝わってくる。タイフは運転手につれていってもらったことはあるので、資料と地図を調べて、28日(木)にでかける。まずメッカまで100kmの道をいく。すぐにがれきの山といった感じの土漠地帯になる。妻がビデオを撮りながらメッカ入り口で、異教徒はこちらへ行けというオブリガトリーロードを右に行く。砂漠の中を延々いくと前方に山がそびえてくる。山を登り始めると豪快なワインディングロードが20kmほど続きてっぺんに出る。タイフの町中を通過し、リヤドへの道を進んだところで高速道路をおり、こっちかなという方向にゆっくり車を進める。 まもなく会場らしきところになり、ラクダがこちらに向かってくる。レースを終わったラクダだ。こどもが乗っている。車を停めてレース場へむかう。何レースもある様子で、何頭もゴールしたあと、しばらくラクダはいなくなり、こんどはレーストラックの遠くに砂煙が舞い上がる。トラックは一周14kmとのことで、砂煙がゆっくり左回りに動き、やがてホームストレートにラクダが現れる。乗っている選手はみな子どもで、トラックの内側は応援の家族が車で走れるようになっている。ホームストレートを通過するラクダの向こう側は、おびただしい数のランクルとGMCが疾走して、まるで車レースだ。優勝した子どもは一家のほまれであるようで、賞品は砂漠の必需品ハイラックスがずらりと控えて並んでおり、豪華なものだ。3レースほど見て帰路につく。遠くで稲妻が光っているが雨は降らない。タイフの山を下りたところで夕暮れとなり、夕日のビデオを撮りながら一路ジェッダへ。シティーセンターに入り、ポートオーソリティーや噴水のビデオをつぼが撮っている。行きが3時間、帰りが2時間半とサウジの旅行は豪快で遠い。

新学期からスクールバスが廃止され、代わりにコンパウンドのリムジンで通うことになったので、その手配とルールを29日、30日とレセプションに周知する。

妻は今年ジェッダにきたしっかり者の日本人の奥さんに連れられて、アバヤなしでショッピングセンターにでかける。「12歳といえばいい。リボンつけてこうかな!」と中学生みたいだ。日本でいえばはだかで歩くようなものだが。

31日(日)、ダイアナ妃がパリの環状線で事故死したとニュースが入る。この間通ったばかりのところでだ。

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