23日(金)ムサディアセンターでじゅうたんの下見をする。トルキスタン製だと店のお兄さんが誇らしげに説明する。トルクメニスタンという国はあるが、トルキスタンとは一体どこだ。トルコの別名か? 夜、歯を磨いたら最初の治療の詰め物が取れる。医者のへたくそが証明された。
24日、日本におみやげに持っていくじゅうたんを買い、25日、自分用のじゅうたんを階段の踊り場に飾る。となりに96年夏に買った井戸の絵があって、気に入らないから返品するという。サウジ人並だ。
27日、更にあった虫歯を治療。
28日、ラマダン最終日のビデオを撮りにマハマルセンターに出かける。ビルの駐車場に入り、ぐるぐる回って屋上まで上がって車を停め、下を見ると通りは人でいっぱいですばらしい景色。ビルの中に入り、ビデオを回しっぱなしにして隠し撮りをしたが、ズームが大きすぎてほとんど撮れなかった。それではとヘラへ行ってまた隠し撮り。車に戻ると、しまった、またキーを閉じこめてあった。気が動転しているのだ。やむなくタクシーで家に帰り、キーを持ってまたヘラへ。撮影結果も所詮隠し撮りではちゃんと撮れていない。
29日、今日からラマダン休み。ムサディアセンターのアルバイクを食べる。おいしい。夜、さちりんがムラブスタンから来てテニスの練習。いい一日が終わる。
イタリア行きが無くなったので、今年もラマダン休みは抜けるような青空のジェッダで過ごす。30日、あまりにもきれいな空なのでビデオを撮る。車でジェッダ市内のビデオを撮りに出かける。メディナロードを南下し、プリンスアブドゥラストリートへ右折、原宿ビルを撮ってスルタンストリートを北上、アラビアンホームズに戻って青空との対比があまりにも鮮やかなブーゲンビリアを撮る。夜ジャムジュンセンターを歩いていると、むこうから来たムタワのおっさんが妻に「ハット!ハット!」という。髪の毛をスカーフで隠せというのだ。ムタワというのは風紀取り締まり自警団のようなもので、アバヤを着ていない女をつかまえてむち打ちの刑に処すとかいう話を聞かされてきた。ジェッダでは木曜の夜に下町へ行くといるよと聞かされてきたが、実際に会ったのはこれが初めてだ。リヤドに行けばむち打ちもあるのかもしれないが、ジェッダは商業の町でずっと開放的。毎日歯医者へ行き、毎晩宝石をあさり、遊びまくりの天国だ。