登山電車の駅を探す。道を聞くこと2回。タクシーの運ちゃんとおまわりさんに聞くこと各1回でたどりつく。途中、ナポリの狭い路地に洗濯物が干してある光景を見る。駅を見つけて電車を待ち、ゆるい坂を登ると終点は普通の町だ。これがナポリを見下ろす山なのだろうかわからぬままに、さらに坂を登り、一番高いところでナポリを見下ろすが、なんだ海が見えないじゃないか。そそくさとビデオを撮り、もう電車の時間が心配なので戻る。間に合うか心配になってくる。下に着いて町を歩き、タクシーをつかまえて駅へ。間に合った。駅はなにも売っておらず、中に入り、飲まず食わずでローマへ。あしたの切符を買い、タクシーでコローン広場まで行き、スペイン広場でおみやげを買って、ジォリッティの隣のレストランに入る。メニューがイタリア語で、中身が皆目わからないが適当に注文する。しかし出て来たものはおいしい。なぜかこの店はひとりで食事をしているおじいさんが何人もいる。食事を終わって最後のアイスクリームを食べ、タクシーでホテルに戻る。これで旅行は終わりだ。もう一度ひとりでスペイン階段を見に行って、ぐるっとまわってホテルに戻る。
14日、10時50分ホテルを出発、一路飛行場へ。チェックインをし、おみやげのタックスリファンドを探す。カスタムのハンコがいるとのことで、階下のカスタムに行く。おばさんが「品物は荷物の中」と言い張っている。係の女性がだめと言っている。ハンコをもらって上へ行く。おばさんはまだ文句を言っている。係の女性は「法律だ!」とびくともしない。クレジットカードにリファンドされるのを選んだので、葉書を出す必要がない。1時間40分遅れで出発、ろくに寝られずジェッダに着いて、海岸沿いにリムジンで帰る。カン太!カン太! 荷物を片付け、散歩をしておにぎりを食べ、午前2時半に寝る。忙しく、ちゃんと調べてない旅行で失敗も多かったが、下調べだからかまわない。こんどはヨーロッパのクリスマスを見てみたいので、「クリスマスにマッターホルンのふもとでスキー」という明快なプランにする。
15日、車をリムジンで取りに行くと無料で直っていた。妻はカン太を預かってくれた人におみやげを持っていく。