検察が来る。1等車なので金を払うか、向こうの車両に移れという。次の車両に向かって歩き、ドアを開けると、連結部から線路が丸見えでこれは怖い。一駅待って次の車両に移る。さっきの犬がいて、飼い主がリードを引っ張り、通路を開けてくれる。恐縮しながら通過したが、ドアを閉めるのを忘れてしまった。しょうがない東洋人と思われたかもしれない。ツェルマットまでの行程を示す地図が取り付けてある。建物全体をサンタクロースに形作った教会がある駅がある。妻とつぼはリラックスしてはしゃいでいる。その様子をとなりのボックスの男の子がのぞき込んでいる。段々山が深くなりアルプスになってくる。テーシュという駅に着く。ここから先は自動車禁止だそうだ。あと一駅。ツェルマットに着く。駅を出て案内所があるので入って電光掲示板でホテルの位置を確認し、荷物をがらがら引っ張りながら雪の道を歩く。この辺を曲がるはずだと左折し、荷物を置いて探すとあった。ドアをがたんと開けると歓迎してくれる。宿泊手続きをし、バウチャーを渡し、出かけるときは鍵はここに掛けると説明を受け、部屋に案内してもらう。小さな部屋だが充分充分。窓からマッターホルンが見える。わ〜マッターホルンだ。片付けて、さあ行くぞ。外に出るとマッターホルンが見える。わ〜マッターホルン! 最初に入った店でスキーと服全部を借りる。ここもお店の女性が感じがいい。シャモニーもそうだが、こんなきれいなところに暮らしていると、感じがよくなるんだろうな。つぼはスキーは初めてだが、スキー教室に入ればいっぺんにうまくなるはずで聞いてみたが、教室はない。別の店でサングラスを買い、ホテルに戻り、さあごはんだ。

23日、あさごはんを食べ、外に出てバス停等を偵察。バスに乗り、ロープウェイ乗り場へ。バスは電気自動車だ。ロープウェイに乗り込む。小柄なフランス人のおじいさんが一緒。今日は最初の練習なので、近くでおりて、その辺の斜面で練習。妻は始めてすぐにスキーを外す。お昼を食べて、もう少し滑って今日はおしまい、道を歩いておりて行くが、二人はのろのろ、歩くのが遅い。バス停が見つからず、つぼのスキーと二つかついでそのまま歩いてホテルに戻る。妻のスキーを返し、代わりに小さなアイゼンを借りてホテルでごはん。スープがおいしい。ごはんを終わって二人は部屋に上がってしまう。小さな図書室みたいな部屋でスイスの本を読み大機嫌。

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