車はまだ売れないが、とっくに車検が切れ、更新をしないと売れないので9日、車検場にいく。むかし日本でユーザー車検をやったことがあるが、それと同じで迷うことは少なかった。検査を終わり、メディナロードの事務所に書類を持って行き、あれがないこれがないと言われて商工会議所に行って戻ってもう一度提出、明日10時に出来るといわれる。

後任は7月始めに来て、引き継ぎが1ヶ月かかるので、あわよくばスイスに寄って帰ろう。

10日、車検証は運転手にとってきてもらう。8月12日発のスイスの切符を予約する。

11日、カン太の手続きを成田検疫に電話して聞く。何度もやったはずのことだが、日本からサウジと、サウジからフランス往復を知っているだけで、サウジから日本というのはやっぱり知らないので確認するということ。質問に対してファクスを送ってくれる。それによると、犬を日本に輸入するためには、輸出国の政府機関により発行された2つの証明書が必要。すなわち 1.健康証明書、2.狂犬病予防注射証明書。証明書が民間の場合は輸出国政府機関の裏書き(Endorcement)が必要ということである。サウジに来たときはこれに加えてこれ全体をサウジ大使館が裏書きするというものだった。やはり、この分サウジ入国はいちばんきびしいということだ。もっとも水際(カスタム)がノーチェックなのだが。さてサウジはともかく、日本への輸出もめんどくささは似たようなものだ。ここでわからないのが、輸出国政府機関とはサウジの何かである。この条件でスイスに行くとなると、スイスに行くのはフランスに行くのと同じだが、スイスから日本へ行くときの手続きが想像を絶するので、スイス行きはあっさりあきらめる。

12日、旅行代理店からも同じ情報をもらい、日本へ帰る時間の最も短いマレーシア航空で8月5日発を予約する。いよいよ帰国だ。

夜は、コンチネンタルスクールでピアノの競技会。楽器はなんでもよく、バイオリンやフルート等が参加している。全部で6グループに分けられ、各グループ6〜7名だが、つぼは昨年12月にリスト愛の夢を弾いた高校1年生とともに最上級のグループ6に入れられ、参加7名中4名のファイナリストに残った。ひとり韓国人の女子高校生がベートーベンの悲愴第1楽章を弾いたが、その速いこと速いこと、速けりゃいいってもんじゃないという演奏にあおられて、つぼの子犬のワルツも速くなった。

ホーム../Home/Home.html
カン太の部屋../Home/Kantas_Room.html
次へ>%E3%82%AB%E3%83%B3%E5%A4%AA%E5%B8%B0%E5%9B%BD_177.html
<前へ%E3%82%AB%E3%83%B3%E5%A4%AA%E5%B8%B0%E5%9B%BD_175.html
最初へ%E7%9B%AE%E6%AC%A1.html