12日、2年前に帰国したおとなりさんに電話する。やはり、動物病院の証明書だけで帰国したので半年係留されたとのこと。半年というのは、予防注射をしていなくて狂犬病にかかっていないと断定するに必要な時間ということだ。そんなことは絶対にさせられない。
15日、顔が広い妻はサウジ人の結婚式に呼ばれる。男では決して見ることができないものを見て、夜中に帰ってくる。
20日、ムーンマウンテンへ行く道をしらべて地図を書き、参加者にファクスする。
21日、動物病院によると、農林省の裏書きは4週間かかるという。リヤドの商社スタッフにたのむことになるのかなあ。最悪はまたパリ経由で帰ろう。
22日、辞令の1週間前になり、配属先の連絡がくる。
24日(木)、サッカーが終わったあとムーンマウンテンへ出かける。現地に着いて砂漠の中に入っていくが、1月に来たところには行き着かない。まあいいやとバーベキュー。暗くなって現地解散。引き継ぎが終わった。
27日、サウジから帰るとすると、書類がぎりぎりになるのは目に見えていて、人間が帰る状態になってもカン太が帰れないということになるに決まってる。もういやだと、サウジから帰るのはやめて、パリ経由で帰る画策を始める。この場合も、「輸出国政府機関」が問題で、フランスの農林省かと想定して電話番号等をノボテルに電話して聞いたが、教えること禁じられているとのことで教えてくれない。クウェートの商社に電話して、パリの商社に聞いてくれるよう頼み、その内容を28日にファックスする。日本に電話し、パリ経由で犬の手続きをして帰ってよいかを聞く。あっさりOKが出、後任は7月2日赴任予定なので、ジェッダ/パリを31日、パリ/成田を8月5日に予約した。
30日、妻は奥さん連中による送別会。それに当てて書いた妻への手紙が大評判で、感動の嵐が巻きおこったということだ。