環状線に乗ってA3に出て飛行場へ。着いてレンタカー返却所を間違えて2回目でやっと駐車。カン太に水をあげて、いらないものを捨てて精算。どうだったと聞かれ、ハードドライブと答える。カン太入れ!とケージに入れると、もうわかっていておとなしく中に入る。11時。エレベーターに乗って上へあがる。しまった! 座席についたカン太の毛をとるのを忘れたことを思い出したが、もう仕方がない。新しく出来たターミナルFに歩いて行く。 遠い遠い。カン太はわんわん吠えている。フランス人はみな外に出せという。あ〜、わかってるよ、しかしここだけ出したってまたすぐ檻に入るのだ、それじゃあかえってかわいそうだ。台車をごろごろ押して、一度は泊まるつもりになったシェラトンの前を通り過ぎ、階段が出てくる。乗り越えるのが大変。エレベーターに乗る。上に上がって出口は反対側。やっとチェックインカウンターに着く。クレジットカードを出す。カウンターの係は黒人のハーフに見えるが、カードを見て「ANA」はだめという。ANAはカードの提携会社だが、何を言ってるんだ。後ろのマネージャー風に「だめだって言ってるんだけど」と助けを求める。マネージャーは「JALでないとだめ」という。とんでもない。「連れてけないじゃないですか!」と気色ばむ。JALはエアフランスとアライアンスしてるからだろうが、カードが使えなくてどうする、誤解もはなはだしい。結局カードは使えることになった。ここは文明国だというのに油断も隙もありゃあしない。今度はカン太の重さを計る。申告は47kgだったが、50kgある。47kgでいいという。ハーフさんはケージにタッグを付けるがへっぴり腰。この人は犬が好きでないことがすぐにわかる。カン太はナーバスになってるなどという。ケージをこちらに戻そうとするが彼女は手伝わない。横にしないとだめだ。なかなか出て来ず途中で止まる。何やってんだよ。「犬を運ぶのは大変だ」などという。何いってんだよ。やっと出てカウンター横の引き渡し場所に運んでカン太をわたす。係は中に連れていく。「大丈夫だよね」と妻がいう。「うん!」 こんどはとなりの部屋で超過料金10000フランを払う。「ところで計算方法を教えて」と聞くと距離によると算出式を教えてくれる。今度は買い物のタックスリファンド。あちこち移動して、ポストを探して投函。イミグレーションを通過し、ラウンジ目指して奥へ奥へ進む。やっと座って妻子はジュース。つぼは日本に電話する。伊勢にも電話。