じゃあ帰ろう。11時13分発成田イクスプレス、12時35分発こだまで1時過ぎ小田原着。改札口を出て小型タクシーに乗る。車種を示す番号が3桁に増えている。道が狭い。1時半家に着く。風呂に入って夕方買い物に出る。さっそくめがねを作り、肉とまぐろを買い、タクシーで車屋さんに行き車を注文する。車屋さんに家まで送ってもらって、夕飯、10時に寝る。
8日、何はともあれ、パソコンを出し、日記を書く。帰ったとはいっても、カン太が帰ってくるまでは帰国したとはいえないので、感慨はない。
9日(月)から会社に出社、12日から夏休み、14日(土)、大雨で寒い。検疫所から電話が入る。カン太はいい子なのだが、散歩のあと、小屋に入るのがいやで甘噛みをする、引き取ってもらえないかという電話である。予定もあるし、車はないし、あと1週間じゃないか、やっぱり預かってくれと言って電話を切る。めがねが出来上がったので取りに行き、新幹線の切符を買う。寒さで喉が痛くなる。
15日(日)、伊勢に行く。16日、妻子を残して小田原へもどる。片付けに終始して21日(土)、車はまだこないので車屋さんで車を借りてくる。ちょっと乗ってみるが右左の感覚が逆になっていて危ない。地蔵堂の湯うどんを食べにいく。
22日(日)、カン太をひきとりに8時半出発。東名を順調に進み、首都高で東京タワーが見えてくる。その貧相な姿に妻は「恥ずかしい」という。10時20分成田着。日本人学校の先生が一時帰国していて、今日シンガポール経由でジェッダに戻るので乗り場に行ってみるが、すでにチェックインしてしまっていて会えなかった。11時、検疫へ行く。11時半、カン太が来る。顔が白くなってしまっている。最後の検査と証明をもらって12時、さあ帰ろう。車へ運んでやっとケージから出す。水を飲ませ、車に乗って出発の時泊まったホテルの前に行く。車からおろして散歩、下痢を2回する。3年前出発の朝、最後に散歩した原っぱで散歩。やっと帰ってきた。何度もひどい目にあわせてかわいそうだった。もう檻に閉じこめることはない、どこにいくにも一緒だ。 12時20分スタート、びゅ〜と走って相模川をわたり、厚木の出口を気がついていたが小さくておりそこない、中井でおりて二宮経由1号線で小田原へ帰る。帰ったよ。ばあさんが「お前、生きて帰ってくるとは思わなかったよ」というとカン太は後ずさりする。風呂に入れる。ベルちゃんが来る。車にガソリンを入れ、洗車し、座席をそうじして車屋さんへ返しにいく。風呂に入って晩ごはん、夜の散歩をして、カン太日本に帰る。