休み明け23日(土)、またダンマンへ向かう。運転手とはこれでお別れだ。残っていたドルを餞別だと行って100ドルわたす。コバールに泊まれば朝ピックアップしてやるとダンマンのマネージャーが前回言っていたので、今回のホテルはコバールだ。夕方着いて何もすることがなく、雨が降っていて暗く寒い。ベッドにくるまって寝るしかない。

翌日も雨でとにかく憂鬱だ。翌々日、マネージャーに連れられてサービスセンターに行く予定が、出掛けるまでに時間がかかり、出掛けてから同業の店に寄り、そこが客の代理店に近いのでそちらに行きと予定などありゃあしない。

次の日、ホテルのエレベーターが少しずれ落ち、エレベーターの籠がフロアと大きくずれる。全くひどいもんだと非常電話をし、人が来る。励ますつもりの落ちつけと言う声が頭のあたりで聞こえるが、ああ落ちついてるよ、あきれてるだけだよ。程なく救出完了。

翌27日(水)、日本ではばあさんが大学へ行って卒業証書を受け取り、無事本社に届け完了。サウジではばあさんの息子がホテルの飯を食べ続け、同じものばかりでほとほといやになっている。

翌28日(木)、仕事は無駄の固まりなのでもうやめて、かねてから行こうとしていたハーフムーンビーチという、4駆が走り回ってる海岸沿いの砂山にホテルのリムジンで出掛ける。海辺にはテーブル等が並べられており、サウジ人がいる。あそこで彼らは何をしているのだと運転手に聞くと、ただそこにいるのだと答える。海のそばだが砂丘自体は立派で、しかしいわゆる砂漠ではない。距離は大したことはなく、はじからはじまで歩いても30分ぐらいのものだろう。車をおり、砂丘に近づき、取り付きに着いたので登り始める。砂は見事にさらさらで靴に入り込む。稜線に出ると、カプリスで別の道から来ていたサウジ人がいる。写真をとれと言うので写真をとる。敵意というものは全く感じられない。稜線を少し歩いて再び下り始めると、家族連れがいっぱいいて砂遊びをしている。日本の雪山のそり遊びと同じだ。下におりると、さっき登ったところで4駆が左45度から登り始め、登れるところまで登って、右45度に下るという遊びをやっている。なんとも豪快なものだ。ホテルに戻って靴を脱ぎ、足を洗うとバスタブは砂だらけだ。

翌29日(金)、ジェッダに戻る。

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