21日(水)は日本から引っ越し荷物がついたはずの日である。コンパウンドのバスがナキールビーチというプライベートビーチに出ているので行ってみる。ビデオ禁止と書いてある小屋に入ってイカマを見せ、入場料を払い、海岸に進むと、白人の水着がごろごろしており、海に突き出る桟橋をはさんで反対側にはフィリピン人も遊びに来ている。なるほど、ビデオ禁止のはずだ。しかし、露骨な差別社会だ。

休みが終わって25日(火)、中古屋で車をボルボ850、3万km走行、61000リアルに一応決めて契約する。分割払いにするにはスポンサーの承認が必要でジェネラルマネージャー補佐に手紙を書いて持っていくと、61000リアルは高い、スポンサーの扱っているアメ車を買えという。彼の立場としては当然の言い分だがアメ車なんかいやだよ。

26日(月)、サウジ大使館にイカマの許可番号が着いていることが確認できた。エアインディアの元気な女の人が到着時にカスタムで検疫をすると言う。これがまだわかっていないことの最後のことなので、サウディアのイギリス人にまた電話する。先月の電話を覚えていて、「検疫はない。グッドラック!」と言ってくれた。日本のサウディアからTIM(トラベルインフォメーションマニュアル)を送ってもらう。犬は番犬、猟犬、盲導犬のみ輸入可で、獣医の証明に犬の種類(何用の犬か)が書いてあること。あらかじめ、犬の出生国のサウジ大使館の許可を獣医の証明に添付すること。守らない場合は重大な結果を招く。さらに犬は強制送還されると書いてある。電話で何度も聞いてきたことの意味がようやくわかったが、輸出する側(日本の農林省、外務省)のことは書かれていない。しかしこれですべて確信が持てた。

27日、車分割払い承認のレターをジェネラルマネージャー宛に書く。スポンサーの家はイブンサウードに仕えた名門で、譜代のようなものだ。その家の人たちは「シェイク」と呼ばれており、訳すと「家長」ということだが、ジェネラルマネージャーはそのシェイクである。

28日(水)、切符屋の応対のとろさにほとほといやになっていたので、ダンマン行きの切符を別の代理店で買う。てきぱきしていてこちらのほうが良い。そのあと日本人学校に行って教頭先生に話を聞く。教科書はあるし、その他の教材も、もし無ければ学校のがあるというので、何もいらないなと判断する。

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