14日(木)、午前中はみなと仕事。今日は荷物の通関予定日だが、午後になって業者から取れませんと電話が入る。
15日(金)、出張者をアテンドするのは駐在員の最も重要な仕事だが、勘弁してもらって家の最後の掃除。いよいよあした帰国だ。
16日(土)、日本人学校に「4月に来ます、よろしく」と電話。運転手の残業代を精算し、最後の車の交渉をスポンサーとして夕方リヤドに出発。結局、家族が来る前の家財のセットと車の準備はあえなく敗退に終わる。
17日(日)、日中はリヤドでみなと仕事、夕方再びデュバイへ。飛行場を外に出て、「町の景色に色があるんだよね」とみなと話す。ホテルに着いて寝る前、ベリーダンスを見たかったが休みで、バーに入る。サウジ人とおぼしきトービ姿のおっさんがカラオケを歌っているが、大変うまい。
18日(月)、昼過ぎのプレゼンテーションを終え、お先にとホテルの玄関に待たせてある車に向かう。よれよれのボストンバッグをみて、おや荷物は?と客先の人に言われ、これだけですと答える。飛行場に着き、シンガポールー成田の切符も発券してもらって、中に入って待っている間、気持ちが充実している。飛び立ってすぐカラチにワンストップ。カラチは40年前、おやじが赴任していたところで、感慨深い。再び飛び立つとジェッダほどではないが、大都会の夜景が広がる。朝9時頃、シンガポールに着陸、トランジットは1時間しかなく、東京行きのターミナルへ急ぐが、同じシンガポール航空なので焦ることはなかった。東京へ出発。典型的な日本美人のスチュワーデスが乗っている。日本語で話してくるが、英語でいいですよ。極楽状態が6時間続き、成田に着く。ターミナルに入る。静かだ。余りの違いに日本及び日本人のけなげさを中東と対比する。久しぶりということはない、何一つ忘れちゃいないさ。検疫に寄って検疫所の場所を聞いて第1ターミナルの検疫所ヘ行く。出発のタイ航空は新しく出来た第2ターミナルとのことで外へ出て、電車で移動して第2へ移動し、検疫所の偵察をする。終わって家に電話し、成田エキスプレスー新幹線で小田原に帰る。小田原に着いて、せっかくの日本だから家まで小山を越えて歩いて帰る。
家に着く。カン太が庭の門のところにいる。また一回り大きくなっている。なんだ、このむっくりは。家に入る。階段が狭いね。ふろの入り方も忘れている。