7月17日(月)、本社出社開始。3ヶ月の新幹線定期券で小田原ー東京間を快適に通勤する。木曜日、有楽町のサウジアラビア航空に行って犬を連れていけるか聞く。必要な書類は狂犬病予防接種の証明書(獣医)、狂犬病にかかっていない証明書(農林省)、オーナーズサーティフィケート(自筆)をサウジ大使館で認証をもらう。運ぶ方法は「貨物」と「旅客の手荷物」として運ぶの二通りあって、貨物の場合は送り状(エアウェイビル)が必要、手荷物の場合はキャビンに持ち込める場合と、貨物室に入れる場合がある。「キャビン」の意味が座席なのか、荷物を入れるための部屋なのかがわからない。貨物室の「貨物」という言葉が、運ぶ方法の「貨物」と手荷物を入れる「貨物」室とごっちゃになって、結局手荷物ではなく、貨物でしか送れないのかと心配する。こちらがわかっていないことをわかって説明してくれないから、理解するのに時間がかかる。

まず、キャビンとは座席のこと、そこに持ち込める条件はケージ(カゴ)の大きさが長さ52.5cmx高さ32.5cmx幅40cm以下であることである。これではだめだ、カン太は到底入らない。要は猫はケージに入れて座席に持ち込めるということだ。

だから、大きなケージに入れて手荷物として運ぶ。その手荷物は貨物室に入れるということ。貨物室というのはー40℃にもなる空気の薄い部屋ではないかと心配になるが、空調してある部屋だということがわかる。

とにかく行けそうだ。あとは成田へどうやって運ぶかだけだ。出発まで3ヶ月もあるので、あわてて調べることもないと、しばらくはのんびりと構える。

7月27日(木)、もとの職場の女の子とサウジに行くのが楽しみだという話を肴に焼き鳥を食べる。彼女は落ち込んでいる子に「そういうときはお風呂に入って寝るの!」となぐさめるお姉さんである。やはり、出発前に遊びに来てと約束する。

8月5日(土)から2泊3日のボーイスカウトのキャンプが丹沢湖である。前の年は夕日の滝でキャンプをし、途中抜け出して金時山に登ったので、ことしは西丹沢蛭が岳に登ろうと二日目の夕方、自転車で川沿いをさかのぼる。取り付きまで行って、自転車を置いて登り出す。かなりの急登でいつものペースでは登れない。今年の夏は暑くて、汗ぐちゃぐちゃだ。サウジはもっと暑いのに、これでだめならサウジではやってられないと心配になる。沢から上がってプラトーになったが、一向に頂上までの展望がひらけない。夜のキャンプファイヤーに間に合わなくなるので敗退だ。

ホーム../Home/Home.html
カン太の部屋../Home/Kantas_Room.html
次へ>%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%BB%E3%82%A4%E7%BE%8E%E4%BA%BA_7.html
<前へ%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%BB%E3%82%A4%E7%BE%8E%E4%BA%BA_5.html
最初へ%E7%9B%AE%E6%AC%A1.html